ChatGPTの添削文に「自然なアメリカ英語」を自動で追加する方法

ChatGPTの添削文に「自然なアメリカ英語」を自動で追加する方法

ChatGPTにLINEやメールの文章を添削してもらうことがあります。

せっかく文章を作ってもらうなら、

「この日本語を、アメリカ人ならどう言うんだろう?」

というのも一緒に確認できれば、英語の勉強にもなります。

そこで、ChatGPTで日本語の文章を添削・要約したときに、同じ内容を自然なアメリカ英語でも自動的に表示するように設定してみました。

ポイントは、「日本語を英語に直訳する」のではなく、アメリカ英語のネイティブスピーカーが実際に使いそうな表現にしてもらうことです。

ChatGPTの「カスタム指示」を使う

この設定には、ChatGPTの「カスタム指示」を使います。

OpenAIの公式ヘルプによると、カスタム指示には「ChatGPTが回答するときに考慮してほしいこと」を設定でき、Web版やデスクトップ版では、

設定 → パーソナライズ → カスタム指示

から設定できます。

設定内容は既存のチャットを含む会話にも反映されます。

私の場合、次のような内容を登録しました。

実際に設定したカスタム指示

日本語の会話文、メール、メッセージ、文章などの添削・修正・要約を行い、完成した日本語の文章を回答に含める場合は、その直後に同じ内容を自然なアメリカ英語でも追加してください。

英語は日本語を逐語的に直訳するのではなく、アメリカ英語のネイティブスピーカーが実際の日常会話やメール、メッセージなどで自然に使う表現にしてください。

特に以下を重視してください。

・日本語特有の言い回しをそのまま英語にしない
・原文の意味、意図、感情、丁寧さは維持する
・場面に応じてカジュアル、ビジネス、丁寧な表現を使い分ける
・不自然な直訳より、英語として自然で一般的な表現を優先する
・必要に応じて語順や表現を大きく変更してもよい
・アメリカで日常的に使われる語彙や言い回しを優先する

出力は原則として、

【日本語】
(添削・要約した文章)

【Natural American English】
(自然なアメリカ英語)

の順にしてください。

ただし、質問への解説、文法説明、技術的な説明など、添削・要約された「完成文章」ではない部分については英訳を付ける必要はありません。

最後の、

質問への解説、文法説明、技術的な説明などには英訳を付けない

という指定も重要です。

これを書いておかないと、ChatGPTの説明部分まで英訳されてしまい、回答が必要以上に長くなる可能性があります。

「添削してもらった完成文章だけ英語も表示する」という使い方にしています。

実際にLINEの文章を作ってみる

設定後、実際にChatGPTへLINEのメッセージ作成を依頼してみました。

高校時代の同窓生に送るLINEで、

  • 明日は予定があり、19時以降でないと会えない
  • 膝が痛いので座敷ではなく椅子や掘りごたつがよい
  • 食事の予算は5,000円程度
  • 相手は高校の同窓生

という条件です。

すると、日本語のLINEメッセージだけでなく、その後に自然なアメリカ英語の表現も表示されるようになりました。

実際のChatGPTとのやり取りはこちらです。


【日本語】

明日はちょっと用事があるので、会えるのは19時以降になりそうです。

もし一緒に食事するなら、最近膝が痛いので、座敷よりも椅子席か掘りごたつのお店だとありがたいです🙏

あと、予算はできれば5,000円くらいまででお願いできると助かります。
よろしく!

【Natural American English】

I have something going on tomorrow, so I probably won’t be able to meet until after 7:00.

If we’re grabbing dinner, my knee’s been bothering me lately, so I’d really appreciate a place with regular chairs or a sunken-floor table rather than traditional floor seating.

Also, if possible, I’d like to keep it around ¥5,000 or less.
Thanks!


この使い方の良いところは、単なる「日本語→英語翻訳」ではないことです。

日本語では自然でも、そのまま英訳すると少し硬かったり、不自然になったりする表現があります。

カスタム指示で「直訳ではなく、アメリカで実際に使われる自然な表現にする」と指定しておけば、

「この状況なら英語ではこう言うのか」

という感覚で確認できます。

英語学習にもかなり便利

この設定は、翻訳ツールとして使うというより、日常のChatGPT利用そのものを英語学習に変えられるところが便利です。

例えば、

  • LINEの返信
  • メール
  • 仕事の連絡
  • お礼のメッセージ
  • 家族へのメッセージ
  • ブログの文章

など、普段自分が実際に使う日本語に対して自然な英語が表示されます。

英語教材に載っている例文ではなく、「自分が本当に言いたかったこと」を英語ではどう表現するのかを毎回確認できます。

個人的には、ここが一番大きなメリットだと思っています。

「Native American」ではなく「Natural American English」

なお、英語の指定方法には少し注意が必要です。

日本語でいう「ネイティブのアメリカ人が使う英語」という意味で「Native American」と書いてしまうと、英語では一般的にアメリカ先住民を意味します。

そのため、今回のような設定では、

Natural American English

あるいは、

English that a native American English speaker would naturally use

などと指定するほうが意図が伝わりやすくなります。

まとめ

ChatGPTのカスタム指示を使えば、日本語の文章を添削・作成してもらうたびに、

日本語の完成文 → 自然なアメリカ英語

という形で自動的に表示できます。

一度設定してしまえば、「これを英語にすると?」と毎回追加で質問する必要もありません。

特に、

「直訳ではなく、実際にアメリカ人が使う自然な英語にする」

という条件を入れておくのがポイントです。

普段のLINEやメール作成をそのまま英語学習にも利用できるので、ChatGPTを日常的に使っている人には、なかなか便利な設定だと思います。