近年、業務システムでも「コンテナ化して Kubernetes で可用性と運用性を上げたい」という要望が増えています。しかし、Jakarta EE(特に Payara Server)を単純にコンテナへ入れるだけでは、Kubernetes の恩恵を最大化できません。
この記事では、業務システムを Payara Server で構築している場合に Kubernetes 化する際、必ず押さえるべきポイントをまとめます。クラウド環境としては Oracle Cloud(OKE)を前提にしていますが、考え方自体はどのK8sにも共通します。
1. 「Payara Server をそのままクラスタリング」は原則しない
GlassFish 系の標準的なクラスタリング(DAS を中心としたドメイン管理)は、**「ノードが固定される前提」**の設計です。一方 Kubernetes では Pod は“消えるもの”であり、再スケジュールされ、IP